医療費控除の特例として、健康の維持増進及び疾病の予防への取組として一定の取組を行う個人が、スイッチOTC医薬品 ( 要指導医薬品及び一般用医薬品のうち、医療用から転用された医薬品)を購入した際に、その購入費用について所得控除を受けることができるものです。
年間の薬の購入金額が1万2000円を超えれば、超えた部分を所得から控除できる仕組みです。通常の医療費控除と同時には受けられないので、注意しましょう。
抗アレルギー薬 ( 抗ヒスタミン薬 ) の副作用として眠気や集中力の低下、口が渇く、便秘などの副作用があります。
特に花粉の時期になると、お薬を飲んで仕事に集中できない、車の運転が出来ないなんてことありますよね。
眠くなるメカニズムとしては「抗ヒスタミン薬」は、アレルギーの原因となる「ヒスタミン」をブロックすることで効果を発揮しますが、この「ヒスタミン」は、脳では覚醒や集中力の維持などに関わっています。そのため、薬が脳に到達し、脳のヒスタミン受容体をブロックすると、眠くなる作用が現れることになります。これが、「抗ヒスタミン薬」で眠くなる基本的なメカニズムです。
現在、市販薬で販売されているお薬はアレグラFX、クラリチンEX、アレジオン、エバステルAL、タリオン、ストナリニZ などがあります。
アレグラやアレジオン、エバステル、クラリチンなどは比較的眠気が出にくいと言われています。
眠気が出にくい薬は効果が弱いのでは?と思われる方もいらっしゃると思いますが、眠気の強さと効果に相関性はないと言われており、効果には個人差が大きいですのでご自身に合った薬を探していくことが大切です。
処方薬だけではなく市販薬についてもマルゼン薬局の薬剤師にご相談頂ければ回答させていただきます。お気軽にお尋ねください。
医師・歯科医師の処方せんや指示により使われるくすりを医療用医薬品といいます。市販のくすりには、一般用医薬品、要指導医薬品があります。
医療用医薬品は、作用や使用方法などの点で医師や薬剤師などの専門家による管理が必要であり、大部分に保険が適用されています。
医療機関や保険薬局で調剤を経て受け取るくすりは、診察した時点で患者様の病状にあわせて種類や量が決められた医療用医薬品です。医師の指示通りに使用しましょう。医師から指示を受けずに保管して自分の判断で使用したり、他の人に譲ったりしてはいけません。
一般用医薬品や要指導医薬品は、一般の人が薬剤師などのアドバイスのもとに薬局やドラッグストアなどで購入し、自分の判断で使用するくすりです。市販薬、大衆薬、OTC ( over-the-counter drug ) などとも呼ばれます。成分の種類や含有量などの観点から、指示されている用量の範囲では比較的安全とされ、また、誰にでも使いやすいように工夫されたものなどがあります。また、効能・効果は、熱、鼻水、せき、胃痛、など症状からくすりが選択できるようになっているものが多く、使用量や使用方法などをわかりやすく記載した説明書 ( 添付文書 ) がついています。説明書 ( 添付文書 ) は必ず読むようにしましょう。
医療用医薬品と市販のくすり ( 一般用医薬品・要指導医薬品 ) で同じ効果を表示している場合でも、成分が異なったり、含量が異なったり、効き方や効き目が異なることがあります。
医療用医薬品の効能・効果を知っているからといって、自分の判断で市販のくすり ( 一般用医薬品・要指導医薬品 ) の代わりに使うようなことは絶対にやめましょう。
自分の症状によくあったくすりを選ぶことが大切です。選ぶときはパッケージに表示してある効能などの項を参考にします。
ただし、治療中であったり、妊娠中、授乳中、くすりや食物のアレルギーがある、などの場合は、使用してはいけないくすりがあるので薬剤師などに相談しましょう。
なお、使用に関し、特に注意が必要な、要指導医薬品や第1類医薬品を購入する際は、薬剤師から、適正使用のために必要な事項について説明を受けてください。
パッケージの中に入っている説明書 ( 添付文書 ) には大事な注意が書いてありますから、読むくせをつけましょう。また、服用しても症状が改善しない場合は早めに医療機関を受診しましよう。
くすりを飲んで、発疹が出た、熱が下がらない、身体のだるさや食欲不振がひどくなるなど、症状がよくならないばかりか、かえって悪化するようなときには副作用の可能性があります。すぐにくすりの服用を中止して医療機関を受診することをお勧めします。